「暑い」と「寒い」のお話② 暑い時のバルーンはどうなるの?何に気をつけるべき?

studioi

「暑い」と「寒い」のお話②

みなさまこんにちは。
今日は2026年、5月。

バタバタっと今年も卒業の繁忙期を乗り切って、ふぅっと一息ついたラ、もうあっという間に春が過ぎ去ってしまった・・・!そんな5月後半です。
エリアによってはすでに30度近く、暑い日も出てきましたね。この夏も間違いなく「酷暑」になる日が多いと言われている昨今。
バルーンにとっても、暑い時期はただひたすら耐える、つらい時期になります。
今日は、前回の『寒い時期』についてに引き続き、この暑い時期を過ごすための、暑い時期のバルーンについてのお話です。

ちょっとマニアックなお話になって長くなっちゃうけど、知っておいてゼッタイ損はさせないっ!そんな気持ちで書き連ねます。お時間があるかた、そしてバルーンの温度差について興味がある方はぜひ最後までご覧ください♡

今日は 暑くなる時期にむけて、
『あつい時期のバルーンはどうなるか&注意点』
などをお伝えします!
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ちなみに、前回「寒い時はどうなるの?どうするべき?』・・をお話しました!

「暑い」と「寒い」のお話① 寒い時のバルーンはどうなるの?何に気をつけるべき?

寒い時期はバルーンはどうして「しぼむ」のか・・!?そして『また膨らむ』ってどういう意味?
屋外だと??
そんな冬の疑問にお答えします!

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そうですね。前回の「おさらい」です。

まず、バルーンってそもそも何か・・というところ=前提 でしたね。

一言で

 「バルーン、風船。」 

と言っても、じつはその「種類」は本当にた〜くさん、存在します。
その中でも、温度のお話をするのであれば、前提条件として『必ず必要な情報』になるのが、

その 素材 はなにか

という視点です。 「素材」ですね。

は〜?素材から勉強するの?面倒だよ、結論だけ教えて!
・・というかたのために、さきに 結論だけ言います。

バルーンは(素材にもよりますが)基本的に
暑いと膨らみが強くなって
寒いと寒い間だけ収縮してしぼんで見える
のを繰り返します。

はい、もうこれが結論です。

そうでしたね!覚えてますか?
でも今日は暑いときの動きだから、
この前提をベースに、詳しく解説していきます。

覚えてるよ。そして前回の記事も読んだよ!

とにかく暑いから膨らむんでしょ。
そして、寒いからしぼむんでしょ。

それを繰り返すって言ってたよね。わかってる。

通りがかりの
Namiさん

寒い間はしぼんで・・・

寒い間や真冬の屋外にいるあいだ、
お部屋が暖かくない時期は
中のヘリウムガスや、浮かないタイプの場合は空気なども
気体は寒いとぎゅ〜〜っと収縮して、「寒い間だけ、しぼんで見える」んです。そうでしたね。

今日は、暑い時期(膨らみすぎちゃう!)に
どういう作業をしているか、を中心にお伝えします。

結論だけ知りたいかたは・・・⇒『破裂防止でゆるめに到着するので、到着後ヘリウムガスを追加する』
を読んでね!。 はい、これが結論です。(*ᴗ͈ˬᴗ͈)

輸送中のトラックの中は、想像以上に高温になります

バルーンは全て、完成品を箱に入れて「宅配業者さん」でお届けします。

暑い時期のバルーンのお届けで、
私たちが特に気をつけているのが「輸送中の温度変化」です。

お客様のお手元に届くまでの間、バルーンは配送トラックで運ばれますが、
実はこのトラックの荷台部分は、夏場にはかなり高温になりやすい環境です。

特に日中の配送では、
外気温が30℃前後でも、荷台内部はさらに高温になることがあります。

理由はいくつかあります。

まず、トラックの荷台は金属製の部分が多く、
直射日光を受け続けることで熱をため込みやすくなります。

さらに荷台は密閉空間に近いため、
車内の熱がこもりやすく、空気が逃げにくい状態になります。

一般的な乗用車でも夏場は高温になりますが、
配送トラックも同じように、場所や時間帯によってはかなり暑くなることがあります。

バルーンは気温が上がると中のガスや空気が膨張する性質があるため、
輸送中のこうした温度変化によって、一時的に大きく膨らむことがあります。

そのため私たちも、
「発送した直後のサイズ」だけではなく、
輸送中の温度上昇まで想定しながら、
バランスを見て製作しています。

海外製 18インチ

海外製は、温度変化が
1番にがて。

海外のメーカーさんは
日本ユーザーのように
「せっかくだから長く楽しみたい』というポイントにはあまり重きを置いておらず、
どちらかというと


サイズが大きく!
デザインが目立って!
お祝いをしっかり!
どうだ、ばーん!!!!


・・・と、そういった傾向が強いです。これはもう、文化の違いです。
だから、暑さ寒さに強い生地とは言えない・・と小さい声でお伝えします。
でも、デザインは豊富なんですよね。
やっぱり、海外では日常文化にバルーンがしっかり存在するので、使う頻度が桁違い。それはもう、仕方ない。

国産長持ち生地

海外製よりかなり頑張るけど、
やっぱりこれもアルミ素材だから
暑いと膨らみすぎちゃう。

ガスバリア率が高い(=ガスを外に逃がすスピードが遅いから日持ちする!)、人気で自慢の国産バルーンも、結局はアルミ生地をベースにしているので、暑いトラックの中や直射日光があたって暖かくなると、どうしてもどんどん・・どんどん・・・

膨張

して膨らみが強くなります。

キャー!膨らみすぎてパンパン!怖い〜〜〜!!

という現象は、海外製ほどではないにしろ、あります。無いわけではないのです。

透明バルーン

これは見た目、あまりわからない!

おや? 中にゴム風船が入った、透明バルーンは、あんまりふくらんだり、しぼんでいるように見えないかも。

そうなんです。

この生地も国産メーカーの技術の粋の結晶!とにかく透明感にこだわってゴムと違って酸化しにくいことを目標に、そして生地自体にある程度弾力があるように開発された生地なので、
寒くてしぼんでいるはずなのに
ゴム風船みたいに生地も一緒に少し伸び縮して、しぼんだ感がわかりにくい!(しぼんではいるのですが)

そして暑いときも膨らんでいるのがわかりにくい。
けど、実態はちゃんと膨らんでいます。伸びているだけなのです。

その、伸びが耐えられなくなった時・・・その瞬間、こわいくらい

ぱーんっっ!!!!

と、割れます。これはね、すごい音がするのです・・。

実際の作業をお見せします!

画像なら、やってるって言うのは簡単でしょ。
ほんとにやってるの?とおもったアナタへ。

ヘリウムガスは、2番目に軽い気体。(1番軽いのは水素ですが水素は危ないので、バルーンではゼッタイに使用しません)
軽いから、浮く。あたりまえだけど、それが基本。
軽い気体(ヘリウムガス)ってことは、
1つ1つの気体の粒子がすごく細かいということ。

細かい粒子がいっぱい集まっているヘリウムガスは、
温度変化でそれぞれの粒子が膨張率がかわり
熱くなると膨らみ、寒くなるとしぼみます。

ヘリウムガスのひとつひとつの粒子が
暑くて膨張すると
ハートバルーンの中に入っている
ガスが膨らみが強くなるから、
アルミのハート型のバルーンが
どんどんパンパンに、パッツパツに膨らんでいきます。
ほんとに信じられないくらい、
1℃違うだけでも膨らみが変わるのです。

私たちは実際に、暑い時期はまいにち
製作当日の気温と、輸送ルート中のエリアと、
お届け先の都道府県+市区町村まで調べて、
各地の天気予報とともに温度変化をしらべて、
ガスをどのくらい抜くべきか、判断しています。

実際の作業をちょっとのぞいてみましょう♡

毎日、その日に出荷するバルーンを
前日からご用意して検品します。当日、お急ぎで増えたご依頼は朝イチで急いで製作します。

一つのセットごとに、
毎日、その日の店舗の気温(外気温)と
お届け先の都道府県+市区町村 の気温をチェック。
もちろん、お天気もです。

晴れているなら、トラック内は(日光のせいで)より高温に。

雨が続いているなら、そこまで暑くない。抜きすぎると、ただの「元気ない」商品になってしまう。

#暑いときこそ抜く必要があるので、暑い時も元気なく見えてしまいますが、これはもぅ破裂して届くことを避けるためには、仕方ない・・・と思っています。(補充用のヘリウム缶をおすすめしています)

あついとふくらんで、寒い間はしぼむ、それはわかっていただいけたと思います。
私たちがバルーンのプロとしてお伝えしたいのは

届いたときに、

破裂していた!!

ワクワクして箱をあけて
ふわふわでてくるはずなのに、箱の中で割れていた・・・

なんてこと、最悪。それだけはゼッタイに避けたいので。

「夏場はガスを抜いて発送する」

は、どうしてもマストな流れになります。

なので、暑い時期には
なるべく(温度による収縮率も、実際の膨らみも、無いわけじゃないけど明らかにヘリウムアレンジよりマシな)置き型の卓上アレンジをご選択いただくか、
それでも浮いているバルーンがいいな、という場合は

を、おすすめしています。

Helium gus for balloon

補充用のヘリウムガス・缶タイプは使い方も簡単!

補充用ヘリウム缶

膨らんでいたヘリウムバルーンが、どんどん元気がなくなっていく・・。ヘリウムガスの特性上それは仕方ない、とはいえ、なんだかさみしいですよね。
(また、輸送中の破損を防ぐため夏場はもともとガスを緩めに入れている商品もあります)
到着後、ガスを簡単に足して元気を復活!させることができる
簡易缶タイプのヘリウムガスはこちら。
1本で、14インチ(33センチ程度)のバルーン1個分のガス量が入っています。
・大きいサイズのバルーンには数本必要です。
・ゴム風船には使用できません。
・声を変えて遊ぶためのものではありません。吸って遊ばないでください。
(ヘリウムガス自体は人体には無害ですがひとは酸素を吸わないといけないので、ヘリウムガスだけを吸わないでください)

『ヘリウム缶』はこちらで販売しています!

もちろん、実際に製作した(ヘリウムガスを注入した)タイミングと
お届け・お渡しした日にはタイムラグがあるので、

製作すぐなのか
翌日お届けになった状態なのか
届いて数日経ったちょっとガスが抜けてきている状態なのか

それにもよりますが、今回の検証テーマの

は、ご理解いただけると思います。

うーん。暑いから抜く、それは仕方ない!それはなんとなくわかったよ。勿体ないけど、抜かないと割れるなら、しょうがない・・のかも。

うん、わかる!その気持ち。私たちもそう思います。

最初から抜いておいて、その分をあとから足すとしたら
ガス入れないでおいて、その料金でガス缶入れておいてよ、って思いますよね。・・・・ただ、結論は

のです。なぜか?それは

(ある程度)ちゃんと膨らませないと、初期不良の検品として成り立たない。

からです。そう、海外製もあるので、初期不良の発生率がそこそこあるのです。

最初からヘリウムガスを半分くらいにしておいても、一部の初期不良が見抜けず、『到着後ガスを足しても、すぐ抜けちゃう、半分くらいに元気無いままなんだけど?』という問題を回避できないのです。

ただし、ここは課題かなと思っています。

試験的に、この状況をご理解いただけるようであれば
この夏は、夏季限定でガス缶を(同時購入に限り)少し割引するサービスを始めようと思っています。(^^)

Studio-i

ヘリウムガスについてのお勉強

ヘリウムガスとゴム風船について

ヘリウムガスについては
以下の記事で詳しく説明しています!

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今日は「暑いと、膨張してパンパンに膨らむ」ことをお伝えしました。 

冷房がかかっているあいだは
涼しくなるので、
(ガスを補充したとしてもしてないとしても)
膨張が収まって、膨らみがかわります。

そう、涼しくなると
一気に、しぼんで見えるのです。

・冷房やクーラーのすぐ目の前

シナリオになります。

それはまぁいいとして、
涼しい所で、ヘリウムガスを追加補充する作業をしてしまうと、
夜になってクーラーをとめたら
バルーンが破裂した〜〜!!ってなってしまうので
涼しいところでガスを補充するときは
涼しい条件の中でパンパンにしすぎないように、
と覚えておいてくださいね。

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Balloon Arrangement & Balloon Bouquet

はい、そうですね。
ヘリウムガスについては

で詳しく説明しています!

ヘリウムガスについてのお勉強

ヘリウムガスとゴム風船について

ヘリウムガスについては
以下の記事で詳しく説明しています!

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そのうえで、今度はガスを使わない、浮かないタイプだと
寒い、暑いでも膨らみは変わるの?違うの?けっこう変わるの?
っていう疑問が出てきますよね。

結論からお伝えすると
浮かないタイプで使っている「空気」でも

いかがでしたか?

今日は

ということをお伝えさせていただきました。

もうすぐ、本格的な酷暑時期がやってきます。

発送でも、お持ち帰りでも、同じです。
ただ、発送よりお持ち帰りのほうがガスを抜く量は穏やかなので、
発送か、お持ち帰りかで悩まれているかたは
夏場は特にお持ち帰りのほうがガス量がだいぶマシ!だと力説しながらお伝えさせてください

暑い所にはおかないように、
特に車の中に置きっぱなしにしないように、(熱くなるので!)
気をつけて、お持ち帰りしてくださいね。

同じ30℃でも、違うのです。

地域と温度と、時間と、いろいろ。

今日はいつもお伝えしたいことを
ばば〜〜っと入魂記事を書かせていただいて
だいぶスッキリしました!

が、テンションあがっちゃったので、ものすごくこまか〜いお話もさせてください。

今日のサンプル写真は
東京店での実際の出荷アレンジをつかった
製作・検品・ガスチェック・出荷を実作業を通して説明させていただきました。

記事の中でもお伝えしたように
私たちは出荷地・輸送ルート・到着地のお天気や気温などを調べてガス量を決めています。

が・・・同じ30℃予報でも、
・札幌の30℃
・東京の30℃
・直射日光が強い地域
・夕方到着か昼到着か

で、実際の膨らみ方は変わります。

なので、
神戸店のスタッフは西日本のことが
東京店のスタッフは関東〜近畿あたりが
札幌店のスタッフは(本部なので)ナンダカンダといろんな地域の、温度や峠や山の高さや気圧や
ほんとにコマかーいデータをつかって
判断しています。

そして、最終的には
やっぱり「毎日の手先が覚えているガス量の経験値」が物を言うのです。

新人スタッフは入社してから
最初の夏に
先輩スタッフが調整したバルーンを『お手本』として、他のバルーンをその硬さに合わせていく、という作業を延々とします。
でも
それは
たぶんお団子やさんの職人さんのように・・
和食のお店の、白米の出来上がりの差のように・・・

あたまでわかっちゃいるけど
指先が
感覚が
この2つの硬さの違いが、
わからない

わからない

わからない・・・!!!

という世界に突っ込みます。

ほら、こっちのほうが硬いよね。もう少し抜いてみてね。

え、こっちのほうが硬いの?

柔らかいとおもっていたのに!

そんな勉強をしながら、
毎日まいにちまいにち、
誰かが笑顔になるためのバルーンを
膨らませて、
ガスを抜いて、
抜きすぎたから足して、
確認して、
幾度となく重なる指先の感覚が
育っていくのです。

だいたい400個くらい、体感したら、
あ、私わかってきたかも。

と思える日が突然やってきます。

話が最後逸れちゃいましたが、
そんなこんなの、ガス量の判断のお話でした。



こちらの写真で映っている、
・透明バルーン
⇒ヘリウムガス追加出来ないけど、長持ちします。2〜3週間たのしんでください。

・バースデー型
⇒『海外製」ですね。説明はもうお伝えしてあるはず! 酷暑時期は3分の2近くのガス量で発送します。到着後ガスを補充して下さい。

・無地♡型や星型
⇒『長持ち日本製』です。ややガス少なめで発送しますが、それでも割と頑張ってくれます。海外製にガスを足してまだ残っていたら少しだけ、足してあげてください。

・足元のあるくバルーン
⇒あるくバルーンは一番最初に弱ってくるかも。どうしてもキャパ(容量)ガ少ないので、沢山抜かないけど、夏じゃなくても弱りがちです。1体につき1本あると良いかな、というイメージです♡